その他の症例

肺気腫

肺の肺胞が異常に広がり、空気を必要以上に含んでいる状態です(肺の緊張状態)。猫喘息が悪化すると、最後には肺気腫になります。この状態になると、有効な治療方法はないため、猫喘息を早期に診断し、治療することが大事です。治療は酸素吸引、ステロイドや気管支拡張薬などの投薬・エアロゾール療法による対症療法です。
一般治療症例

気管支拡張症

気管支が先細りにならずにほぼ同じ直径で気管支が拡張したままの状態です。原因として気管支炎、気管支肺炎などがあげられ、咳、ゲーゲー音、頻呼吸、呼吸困難そして、時に発熱などを引き起こします。治療は抗生剤、ステロイド、鎮咳薬などが用いられます。
一般治療症例
一般治療症例拡張した気管支(拡大図)

気管虚脱

口から吸った空気は気管と呼ばれるトンネルを通って肺に運ばれます。気管虚脱は、この気管が潰れてしまい、呼吸障害を引き起こす状態です。特徴として、ガチョウの鳴き声のような呼吸音が認められます。興奮、運動、肥満・首輪などによる頚部の圧迫により悪化します。
治療はステロイド、気管支拡張薬、抗生剤などの内服薬による対症療法です。
一般治療症例

胸水貯留

胸腔内に液体が貯留した状態です。胸水の存在により、肺の拡張障害が生じ、呼吸困難・活動低下などが認められます。原因は心不全、悪性腫瘍(リンパ腫)などがあげられます。
一般治療症例胸水貯留
一般治療症例正常

褥瘡(床ずれ)

老化や疾患によって寝たきりになることで生じます。骨と地面との圧迫で皮膚・筋肉が虚血・壊死するため、骨が露出します。完治が難しい病気の1つではありますが、適切な治療により完治が期待できます。治療として湿潤療法(ラップ法)、抗生剤投与を選択します。
一般治療症例

ウサギの橈尺骨骨折

ウサギの骨は非常にもろく、簡単に骨折します。
犬や猫の骨折ではプレートや髄内ピンなどのインプラントが用いられますが、ウサギにそのようなインプラントを設置している際に、新たに骨折させてしまう可能性があります。また、皮膚も非常に弱いので、手術の時の切開創から感染がおこることもあります。よって、外固定法(ギブス固定のようなもの)が選択されます。

ハムスターの皮膚腫瘤

 

ハムスターは腫瘍ができやすい動物です。
腫瘍を完治させるには外科的摘出が必要です。
ハムスターのような非常に小さい動物では、摘出自体がそれほど難しくなくても、摘出する際の全身麻酔に対するリスクが高く、特に高齢(1歳半以上)のハムスターでは麻酔でのショックによる死亡リスクが高くなります。