口腔外科症例

CASE

上・下顎骨腫瘍

腫瘍が歯肉、口腔粘膜などに認められる病気です。口からの出血、採食時の強い痛みなどの症状が認められます。悪性度の高いものであれば、上顎・下顎骨にまで浸潤したり、肺への転移が認められることがあります。治療は外科手術(下顎切除)、抗癌剤などです。術後の数日間は胃瘻チューブの設置が必要です。

上顎の腫瘍

犬歯から前臼歯にかけて上顎骨に浸潤する上顎の腫瘍
腫瘍切除後(上顎を切除してできたスペースは頬側粘膜フラップにて閉創)
切除した腫瘍(線維肉腫)。上顎骨と鼻腔粘膜の一部を一括切除。

下顎の腫瘍

前臼歯、後臼歯歯肉部に出血を伴う腫瘍
術中写真(猫:扁平上皮癌) 黄色矢印:下歯槽動静脈
切除した下顎腫瘍(悪性黒色腫:下顎側全切除術)
骨肉腫
下顎片側切除