こんにちは、事務の足立です。
阪神・淡路大震災から25年が経ちました。
今日は兵庫県獣医師会小動物臨床部会第8回研修会に参加し、緊急災害時の動物たちへの対応の現状や同行避難についてのお話を聞いてきました。
阪神・淡路大震災や東日本大震災のような震災だけでなく、台風による豪雨水害や火山噴火などの様々な災害によって、避難所への避難を余儀なくされた方は数多くいらっしゃいます。
そしていつも課題になっているのはペットなど動物たちへの対応です。
ペットを飼っている人にとっては大切な家族ですが、なかには動物が苦手な方もいらっしゃるため、避難所のなかにはペットの受け入れが難しかったり、屋外で飼育せざるを得ない状態の場所も多く、中には飼い主様も一緒に外で過ごされる事もあったようです。
そういった問題を解決するため、獣医師会だけでなく国や都道府県、市町村と協力して災害時の動物救護、動物医療への対策に取り組んでいるそうです。
万一災害が起きた時に大切な家族と一緒に避難するため、飼い主の皆様には普段から
・ペット、動物の飼育を含めた近隣との良好な関係作り
・不妊措置の実施、しつけ、健康管理
・避難用持ち出し物品の準備
・服用薬の明細、療法食の予備
等を予め意識し、準備して頂ければと思います。
熊本地震の避難者を対象とした『避難所の中にペットを入れることについて』というアンケートで、『入れてほしくない』という回答が4割もあったそうです。
動物を飼っていない方にも受け入れてもらい、皆で助け合えるようになってほしいと心から思います。